イベント2024.05.22更新
ひらめき☆ときめきサイエンス ものづくり道場:放射線検出器を作ってみよう!
「放射線の基礎と最先端技術」
について講義をする村田教授
大阪大学工学研究科技術部では高校生向けイベント「ひらめき☆ときめきサイエンス」ものづくり道場:放射線検出器を作ってみよう!を2015年から実施しており、今年2019年も引き続き実施いたしました。
本プログラムの代表者は放射線(中性子)による新しいがん治療法研究や放射線の計測機器の開発、新エネルギー源となる核融合中性子に関する研究を行っている村田勲教授です。
本イベントはJSPS科研費JP19H02648の助成を受けたものです。
実施内容
放射線は肉眼では見えませんが、放射線検出器を利用することにより医療分野や工業分野において貴重な情報を与えてくれます。
本プログラムでは放射線の性質や有効利用についての理解を深めるために、放射線を見るための霧箱を作ったり、“放射線検出器製作キット”を利用した放射線検出器の製作に挑戦しました。
また放射線検出器の作製にあたっては職員・大学院生の補助の元、はんだ付けで電子回路を作り“ものづくり”の楽しさや難しさも体験していただきました。
日時:令和元年8月7日(水) 9:40~17:00
主催:工学研究科 環境・エネルギー工学専攻 村田研究室
共催:工学研究科 技術部
後援:工学研究科 創造工学センター
協力:大阪大学21世紀懐徳堂
会場:大阪府吹田市山田丘2-1 大阪大学 吹田キャンパス内 21世紀プラザ4階 創造工学センター
持ち物:筆記用具(詳細は別途連絡)
対象:高校生(家族・学校関係者の見学(参観)可能)
参加人数:21名
当日のスケジュール
09:40~10:00 受付 [吹田キャンパス 創造工学センター(21世紀プラザ4階)]
10:00~10:20 開講式(あいさつ、オリエンテーション、科研費の説明)
10:20~11:00 講義①「放射線の基礎と最先端技術」
11:00~11:30 実習①「霧箱を使って放射線を観察しよう!」
11:30~12:30 昼食・休憩
12:30~12:50 講義②「放射線検出器を作ろう」
12:50~14:40 実習②「放射線検出器:ガイガーカウンターを作ろう。(前半)・製作」
14:40~15:10 クッキータイム・ディスカッション
15:10~16:30 実習③「放射線検出器:ガイガーカウンターを作ろう。(後半)・測定」
16:30~17:00 修了式(アンケート記入、未来博士号授与)
終了・解散
当日の様子
佐藤文信教授(開講式挨拶)
集合写真(記念写真撮影)
【霧箱を使って放射線を観察しよう!】講義/放射線の軌跡確認/詳細な軌跡の解説
【放射線検出器を作ろう】ハンダ付け/穴開け/完成間近
【放射線検出器を作ろう】グループで力を合わせて放射線検出器を製作
村田勲教授による未来博士号授与
受講生のご意見・ご感想(アンケートより)
説明がとても分かりやすく、楽しめる内容で良かったです。僕は将来生物系の研究をしたいと思っていますが、こうしたプログラムに参加してもっと様々なことを知りたいと思いました。 |
講義の内容は難しかったが、後半の具体的な症例が興味深かった。 |
なかなか自分達で進めることが難しくうまくできなかったのですが、やさしく丁寧に教えてくださったので最後まで完成させることができました。ありがとうございました。 |
聞いたことがあっても実際には意味を理解せずにいたものを学べて良かった。はんだ付けは今まで一度もしたことがなかったので新たな体験ができて楽しかった。 |
放射線について知らなったことを知れて良かったです。装置は上手に作れなかったけど、友達と協力して楽しめて良かったです。教えてくださった大学生の方や先生もとても優しく親切に教えてくださって良かったです。 |
前半の講議に内容のつまった話が多く、興味深い話もたくさんあり、よかったと思います。全体としては、難易度もちょうどよく、夏休みの一つの思い出になりました。 |
講話はとても興味が湧きました。将来、がん治療に関することを研究したいので、新たにたずさわる方法を学べて良かったです。実習はスタッフの方々が優しく教えてくださり、楽しかったです。 |
大学生と話す機会もあり、とても楽しかったです。専門的なことまで知ることができたので、とても面白かったし、工学部に興味がわきました。また、このようなプログラムがあれば、参加したいです。 |
どの作業も普段することがないものだったのでとてもおもしろかったです。 |
朝からの講議はつらかったけど、はんだづけは楽しかったです。放射線についてたくさんのことが学べて有意義な時間をすごせました。 |