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工学研究科長からのご挨拶 2024.05.10更新

工学研究科長・工学部長 大政 健史

工学研究科長写真

⼤阪⼤学大学院⼯学研究科は、130年近くになる長い歴史の中で、自然と人類との調和を図り、真の豊かさを持つ安心及び安全な社会の実現を目指し、真理の探究と社会に貢献するモノつくりを通じて科学技術立国としての未来の発展に資することを使命とし、それに応えることのできる創造性豊かなリーダーとなる工学研究者・技術者の育成を図ることを目的としております。本研究科には9つの専攻に170を超える研究室があり、それぞれの研究室に所属する構成員は、現代社会における様々な課題解決に⽇々挑戦しています。学問体系を主軸とし、「工学」の基本原理を追求する研究室、本研究科が所有する⼤型設備を駆使して実験する研究室、さらには、本研究科の特徴ともいえるIndustry on Campusの具現化である共同研究講座や協働研究所と、多様な教育研究活動を行っています。これらの活動を強⼒に推進するためには、各組織が培った知恵や技術を組織内に留めてしまわず、横断的に活用することを可能とする教育活動⽀援・研究⽀援が不可⽋です。

技術部は、上述の⽬的のため⼯学研究科に設置されており、「設計製作部⾨」、「分析評価部⾨」、「情報・計測部⾨」の3つの部⾨で構成されています。各部⾨の構成員は、各自の専⾨性に適合した学科、専攻、共通利⽤施設等において、技術業務ならびに教育研究⽀援を活発に⾏っています。毎年春から配信実施している安全講習会では、各部⾨で講師を分担し、のべ800名を越える受講者に様々な安全教育を実施しています。また、昨今、⼤学において必須の事項となるDX関連システムの構築・管理、あるいは⼩学⽣向けイベント「おもしろ理科実験」や⾼校⽣向けプログラム「ひらめき☆ときめきサイエンス」を実施するなど、⼯学研究科の教育研究への技術⽀援のみならず、管理運営・社会貢献にも⼤きく寄与しています。

本技術部の有する高い技術⼒・総合力を、様々な場面にて十二分に活用いただくことによって、あらゆる研究への対応⼒をより⼀層⾼めていただくとともに、グローバルかつ持続可能な社会の発展に貢献できる教育研究活動を展開して頂ければ幸いです。どうか宜しくお願いいたします。

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