2015 ものづくり道場:放射線検出器を作ってみよう!

大阪大学工学研究科技術部では高校生向けイベント「ひらめき☆ときめきサイエンス」ものづくり道場:放射線検出器を作ってみよう!を実施いたしました。
プログラムの代表者は放射線(中性子)による新しいがん治療法研究や放射線の計測機器の開発、新エネルギー源となる核融合中性子に関する研究を行っている村田勲教授です。

本イベントはJSPS科研費JP15H04242の助成を受けたものです。

「放射線の基礎と最先端技術」について講義をする村田教授

実施内容

放射線は肉眼では見えませんが、放射線検出器を利用することにより医療分野や工業分野において貴重な情報を与えてくれます。 本プログラムでは放射線の性質や有効利用についての理解を深めるために“ガイガーカウンター製作キット”を利用した放射線検出器の製作に挑戦しました。 また、放射線を見るための霧箱を作ったり、はんだ付けで電子回路を作ったりして“ものづくり”の楽しさや難しさも体験していただきました。

告知ポスター用 (pdfファイル)

当日のスケジュール

09:40~10:00受付 [吹田キャンパス 創造工学センター(21世紀プラザ4階)]
10:00~10:20開講式(工学研究科長挨拶、記念写真撮影、オリエンテーション、科研費の説明)
10:20~11:00講義①「放射線の基礎と最先端技術」
11:00~11:30実習①「霧箱を使って放射線を観察しよう!」
11:30~12:30昼食・休憩
12:30~12:50講義②「放射線検出器を作ろう」
12:50~15:00実習②「放射線検出器:ガイガーカウンターを作ろう。(前半)・製作」
15:00~15:30クッキータイム・ディスカッション
15:30~16:30実習③「放射線検出器:ガイガーカウンターを作ろう。(後半)製作・測定」
16:30~17:00修了式(アンケート記入、創造工学センター長による未来博士号授与
終了・解散

当日の様子

工学研究科長と一緒に集合写真撮影

参加者皆様の感想(アンケートより)

放射線へのイメージが少し変わったので、来て良かったです。

たくさんの機械をみたり作ったり出来て、楽しかったです。

講義の内容が少し難しかったが、実験を通して放射能のことが良く理解できた。

大阪大学工学部に入学して勉強したいと思いました。

放射線、α線などはじめて知ったことが多かった。

このような経験を通して、大学で何を学びたいか見つけたいです。

とても面白かったです。

とても楽しく実験が出来て良かったです。

放射能が良い方に使われていって欲しいと思いました。

科学への興味が高まりました。

将来の選択肢(工学部への入学)が増えました。

貴重な時間を過ごせて、参加できて良かったです。

毎年おこなって欲しいです。

とても楽しくわかりやすかった。サポートがとても良かった。

わからない部分もありましたが、それ以上に放射能の利点とか医療の進歩への助けになることなど良いことがわかりました。

細かい作業が多くて苦労しました。

時間を忘れて楽しめた。