大阪大学工学研究科技術部では、地域社会への貢献活動・広報活動を行っています。 令和6年度は「つかめる水と光るスーパーボールを作ろう!」というテーマで 小学校3年生から小学校6年生を対象に大阪大学 工学部/大学院工学研究科 創造工学センターとの共催でイベントを実施しました。
実施内容
- 日時:令和6年8月2日(金) 13:00~16:30(受付 12:30~13:00)
- 会場:大阪府吹田市山田丘2-1 大阪大学(吹田キャンパス) 21世紀プラザ4階 創造工学センター
- イベント内容:化学反応による物質のいろいろな変化を体験!
- 対象学年:小学3~6年生
- 参加者数:12組27名(児童15名、保護者12名)
- 主催:大阪大学工学研究科技術部
- 共催:創造工学センター
開催側の感想
イベント当日は科学者さながらに白衣、保護メガネ、手袋を着用して、化学反応による物質のいろいろな変化を体験してもらった。
最初の「つかめる水作り」では、アルギン酸ナトリウムの濃さや加え方など、作製条件を変えると出来上がる形や感触が変化するので、参加者は夢中になっていろいろと試していた。続く「光るスーパーボール作り」では、PVAに混ぜ込んだ蓄光塗料が光エネルギーを吸収して発光する様子に興味深々だった。最後のウミホタルの乾燥物に水を加えて発光する様子を目の当たりにした際は驚き、歓声をあげながら楽しんでいた。
本イベントを通じて「知り、学び、考える」理科の楽しさを伝える事ができたのではないかと思う。たくさんのご応募、有難うございました。


イベント内容
「つかめる水作り」
乳酸カルシウム水溶液にアルギン酸ナトリウム水溶液を加えて起こるゲル化反応を利用して作製した。



「光るスーパーボール作り」
蓄光塗料を混ぜたPVA(ポリビニルアルコール)に飽和食塩水を加え、塩析反応を利用して作製した。



「ウミホタルの発光体験」
ウミホタルが持つルシフェリンがルシフェラーゼ酵素の働きで水中の酸素とくっ付く、酸化反応による発光を体験した。



イベント後の感想(アンケートから抜粋)
参加者
うみほたるはとてもきれいだったりスーパーボールづくりもおもしろくてつかめる水もとてもきれいでした。たのしかったです。
めっちゃおもしろくて楽しかった。
ウミホタルは生きて発光しているものが見たかったけど、つぶしたものが光っているのもよかった。
いろんな物がつくれてたのしかった。
保護者
どの内容も子供向けにていねいな説明があり分かりやすく理解できた上にものづくりができる事が良かったと思いました。
化学に対してすごく興味が持てたようです。また機会があればぜひ参加させていただきたいです!
光るスーパーボールで、先に作業してあとから説明だったのが子供の興味を知りたいという気持ちにつなげられたようで良かったです。
色々な実験が出来良かったです。スタッフの方も親切にしていただきました。ありがとうございました。