2016 ものづくり道場:放射線検出器を作ってみよう!

大阪大学工学研究科技術部では高校生向けイベント「ひらめき☆ときめきサイエンス」ものづくり道場:放射線検出器を作ってみよう!を、昨年に引き続き実施いたしました。
プログラムの代表者は放射線(中性子)による新しいがん治療法研究や放射線の計測機器の開発、新エネルギー源となる核融合中性子に関する研究を行っている村田勲教授です。

本イベントはJSPS科研費JP15H04242の助成を受けたものです。

「放射線の基礎と最先端技術」について講義をする村田教授

実施内容

放射線は肉眼では見えませんが、放射線検出器を利用することにより医療分野や工業分野において貴重な情報を与えてくれます。 本プログラムでは放射線の性質や有効利用についての理解を深めるために、放射線を見るための霧箱を作ったり、“放射線検出器製作キット”を利用した放射線検出器の製作に挑戦しました。 また、はんだ付けで電子回路を作り“ものづくり”の楽しさや難しさも体験していただきました。

告知ポスター用 (pdfファイル)

当日のスケジュール

09:40~10:00受付 [吹田キャンパス 創造工学センター(21世紀プラザ4階)]
10:00~10:20開講式(工学研究科長挨拶、記念写真撮影、オリエンテーション、科研費の説明)
10:20~11:00講義①「放射線の基礎と最先端技術」
11:00~11:30実習①「霧箱を使って放射線を観察しよう!」
11:30~12:30昼食・休憩
12:30~12:50講義②「放射線検出器を作ろう」
12:50~15:00実習②「放射線検出器:ガイガーカウンターを作ろう。(前半)・製作」
15:00~15:30クッキータイム・ディスカッション
15:30~16:30実習③「放射線検出器:ガイガーカウンターを作ろう。(後半)製作・測定」
16:30~17:00修了式(アンケート記入、創造工学センター長による未来博士号授与
終了・解散

当日の様子

集合写真撮影①
集合写真撮影②

参加者皆様の感想(アンケートより)

難しいことをとても分かりやすく教えてくれて、とてもいい経験になったと思った。

半田ごてや放射線の測定など、普段できない経験ができて楽しかったです。特に半田ごては、やっていて楽しかったです。

講義だけでなく、実際にものを作って学ぶことができて楽しく理解できた。近年良く聞く放射線についての正しい知識を知ることができてよかった。

今回はじめて大学のサイエンスプログラムに参加したため、難しくてついていけなかったらどうしようかと思っていたけど、楽しく学ぶことで、どんどん入ってきました。

とても楽しく勉強になった。特に放射線のことについて学べて良かった。

大学の先生の話もとても分かりやすく、実習もとても面白かったです。

講義が難しくやや理解しにくかったが、とても面白かった。

BNCTの存在をはじめて知った。魅力的だと思った。

とても楽しかった。