「高圧ガス保安・寒剤に関する安全講習会」実施
日 時:2007年6月20日(水)15:50 〜 17:20
場 所:工学研究科 U2棟 311講義室
参加者:学生・大学院生・教職員 約250名
内 容:
1.講習会開催の趣旨について
(マテリアル生産科学専攻教授 田中敏宏)
この講習会の目的は、研究によく用いる酸素、窒素、アルゴン、水素といった高圧ガスや寒剤の危険性を理解し、事故防止や安全意識の向上に役立てていただくためのものである。
2.高圧ガス保安法について
(大陽日酸(株)関西支社技術部技術課課長 坂本一仁)
3.高圧ガスの取り扱いについて
(技術部 藤谷 渉)
大学において我々が実験、研究を行う場合、酸素、窒素、アルゴンガスなどの高圧ガスが不可欠である。また、高圧ガスの利用方法は多彩でガスの種類も多い。一方、高圧ガスに関する事故の約40%が消費過程で発生していることから、大学での研究活動においても実験中の高圧容器や機器の取り扱いには十分な注意が必要である。そこで研究室において実験中に高圧ガスを消費する場合、どのようなことに注意すればいいかをできるだけわかりやすく、まずは初心者を対象にした安全講習会を行った。主な内容は以下のとおりである。
主な内容


1. 高圧ガスを安全に取り扱うためには
2. 高圧ガスの物理的なキケン
3. 高圧ガスボンベの圧力
4. 実験・研究でよく取り扱うガスの性質
5. 事故例など
6. ヒューマンエラーとハイン
7. 酸素欠乏と人体
8. 高圧ガスボンベの取り扱い
移動・輸送
ボンベの取り付け・取り外し
高圧ガスの消費
容器弁とレギュレーターの構造
レギュレーターのバルブ操作
9. その他
4.寒剤(液体窒素)の取り扱いについて
(技術部 大道徹太郎・牧山博美(低温センター))